
先日、「このマンガがすごい!」受賞などで
話題になったあの作品が、TVアニメ化すると
発表されましたね。
その漫画は、トマトスープの作品
『天幕のジャードゥーガル』。13世紀、モンゴル帝国の捕虜となった元奴隷の
少女・シタラ(ファーティマ)が、同じく
モンゴル帝国に対して複雑な思いを抱く、
モンゴル皇帝の第6夫人・ドレゲネと出会い、
知恵を駆使して大帝国を揺るがしていく様子を
描いた漫画です。
今回、アニメ化されるということであらためて
読んでみたのですが、奴隷のシタラ視点から
モンゴル帝国の歴史を知れて面白い!
かわいらしいシンプルな絵柄なのに、
知識の重要性についても何度も
強調されながら、骨太なストーリーが
描かれている作品で、とても読み応えが
ありました。
こういったモンゴルの歴史を知れる作品も
なかなかないと思うので、歴史物語が
好きな人はぜひチェックして欲しい漫画でしたよ。
今回はTVアニメ化が発表された『天幕の
ジャードゥーガル』について、原作情報や
公開されたアニメ情報をチェックして
まとめてみました。
漫画『天幕のジャードゥーガル』とは?
『天幕のジャードゥーガル』ですが、
トマトスープの作品で、13世紀のモンゴルを
舞台にした漫画です。
秋田書店のWEBコミックサイト「Souffle」で
連載中で、現在5巻まで刊行されています。
天幕のジャードゥーガル 「Souffle」
↑こちらから1~3話を読むことができます。
宝島社「このマンガがすごい!2023」オンナ編で
第1位を獲得、さらに「マンガ大賞」に2023年と
2024年の2年連続でランクインを果たすなど、
大注目のされているコミックです。
ストーリーの主人公は、トゥースの奴隷市場で
学者一家の女主人ファーティマの預かり奴隷と
して売られた少女シタラ。
当初母の元に帰ろうと逃げ出そうとしていた
シタラでしたが、ファーティマの息子
ムハンマドに諭され勉学に精を出し、
結果、賢く教養のある女性に成長します。
しかし、8年後、トゥースをはじめとした
中東の都市にモンゴル帝国が襲来し、
ファーティマを始めとした主人一家は
殺され、シタラは捕虜としてモンゴル帝国に
連れて行かれてしまいます。
娘のように可愛がってくれたファーティマを殺し、
故郷を焼き尽くしたモンゴル帝国に対して復讐を
決意するシタラ。彼女は名前を捨て、奴隷の身分を
隠し、亡き女主人の名前 “ファーティマ”を
名乗って後宮に仕えるようになります。
当初、仇敵でモンゴル帝国の四男・トルイの正妃、
ソルコクタニ・ベキに仕えるシタラですが、
モンゴル帝国の三男で、皇帝のオゴタイの
第六夫人ドレゲネに出会います。
彼女はモンゴル帝国によって滅ぼされた
部族の長の妻で、シタラ同様モンゴル帝国に
憎しみを抱き続けていました。
互いの境遇を知った2人は結託し、モンゴル帝国への
復讐のために動き出す…というストーリーです。
まずコミックを見た際、その絵柄が
かわいらしいのが気になったのですが、
あまり、こういったモンゴルの歴史が描かれた
漫画は多くないと思うのですが、奴隷の少女
シタラの視点でその歴史が描かれていて、
“世界史の裏のリアル”というのがちゃんと
表現されている作品でしたね。
また知識の重要性についても作中では
強調されていて、自身が身に着けた教養で
人生を切り開いてくシタラの姿は
応援したくなりましたね。
しっかりとした読み応えがある漫画なので、
読んでない人はぜひ読んでみて欲しい
漫画でしたよ。
公開されているアニメ情報
2025年4月、TVアニメ化が発表され、
特報PVが公開された『天幕のジャードゥーガル』。
『天幕のジャードゥーガル』特報PV
↑PV中、TVアニメのタイトルロゴも
公開されていました。
それによると、アニメーション制作は
『ダンダダン』や『平家物語』などで有名な
サイエンスSARUが担当すること、
テレビ朝日系にて放送されるとのことでした。
放送時期などはまだ発表されていなかったので、
今後の情報が気になったTVアニメ『天幕の
ジャードゥーガル』でした。
まとめ
今のうちに原作をチェック!『天幕のジャードゥーガル』
かわいらしい絵柄で、苛烈なモンゴルの歴史を
描いた『天幕のジャードゥーガル』。
サイエンスSARUのアニメだとどんな
感じになるのか、今後のアニメの続報も
気になってしまいました (^。^)
今回、『天幕のジャードゥーガル』が気になった人は、
放送前に一度読んでみてはいかがでしょうか。
天幕のジャードゥーガル ピッコマ
↑ピッコマなら3巻の途中まで無料で
読むことができます。気になる人は
こちらでチェックしてみてはいかがでしょうか。
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