その女、ジルバ ドラマの感想と出演者・脚本の凄さに感動!

2021年1月9日からフジテレビ系で
深夜時間帯に放送されている
「その女、ジルバ」ですが、
とにかく豪華な出演者と
シッカリとした脚本が見事にマッチして
素晴らしい出来栄えです。

そろそろ最終回を迎えるので、
全体的な感想を少々・・・。

確か、、、

夢なし、貯金なし、恋人なしの
40歳の負け組OLが
誕生日を迎えるあたりから
放送が始まったと記憶しています・・・

「その女、ジルバ」との出会い

コロナ禍でふるさとへ帰れなくなり一年
きょうは「いかにんじん」を作ろう

と、、、

土曜日の夜、寝るのが惜しくて
何気なく点けたテレビ「その女、ジルバ」

深夜の時間帯にも拘わらず
豪華な俳優陣に驚き・・!!

脚本の素晴らしさに引き込まれてしまった。

回を重ねるうちに あちらこちらで
このドラマが話題になり・・・

あり得ない理想郷のような
オールド ジャック&ローズに

自分の心の拠り所
心のふるさとを求め
現代に生きる人々の心を

ひきつけて やまないのでは・・・

主人公アララを演じる池脇千鶴さんが凄すぎ!

アララ(主人公の笛吹新で池脇千鶴)は
貯金なし、恋人なし、リストラの危機に
さらされ、家と職場の往復だったある日

オールド ジャック&ローズに
たどり着くことによって

心の安定 拠り所を見つけ自分の場所を築き
輝きを増していく・・・

主役の40歳オンナを見事に演じている
池脇千鶴さんは

難役請負人と言われているそうだが
見事なもんである・・・

一話ごとに輝きを増し
声のトーンまで変わっていく、、、

ここは私の心のふるさと

バイトが発覚したことにより職場の同僚
浜田スミレ(江口のりこ)と村木みか(真飛聖)とも
かけがえのない 繋がりを持つ友達になって

「40歳になって何でも話せる友達が
できるなんて思わなかった」
というセリフに胸まで熱くなる・・・

スミレがリストラ対象と告げられ
身をよじって泣く場面の切なさ・・

それを知った みか が課長に詰め寄り
スミレのためにタンカを切り
パートの仲間の援護 課長の努力により
リストラを免れる。

田舎の病弱な母のもとへ帰ることを
決意した みか が退職時に
課長に掛けた暖かい感謝の言葉・・

40歳オンナのたくましさとやさしさを
垣間見た気がする。

アララの幸せが伝染するかのように
スミレも みかも 前向きな自分の心の
ありどころのふるさとをみつけていく。

オールド ジャック&ローズの熟女達も
それぞれの過去を背負いつつも
お互いを誰よりも必要とする

一つの家族のように支え合う姿には
心揺さぶられるものがある。

出演者ひとりひとりが主役を張れる
役者ばかりなのに、、、

個々を際立たせることなく、
自然体で役になりきっている凄さ
さすがの演技力にも感動。

たくみな役者陣とあたたかい余韻を残す
脚本にセリフのひと言に
胸を打つ場面が多数ある。

希望を捨てることなく生きていく先に
たどり着くそれぞれの心のふるさと・・・

最後に

アララの家族が住む会津
会津弁が誇張されることなく
自然体でやさしくしみいる・・・

冬になると するめ を切って
いかにんじん を作ってくれた母も
90歳を過ぎてもう するめ を切る
力は残っていない。

顔を見に帰ることもままならない今日・・・
無性に いかにんじん が食べたくなった。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。